最近の健康志向から、脂質や油は摂ってはいけないものと必要以上に避けてはいませんか？
ですが健康な体を作るなら、脂質と油は欠かせません。
健康のために必要な脂質と油とはどんなものでしょうか。
油はエネルギー源
油は栄養素的には脂質と言われています。
脂質は体を維持するために必要なエネルギー源であり、細胞形成に関わる必要な構成成分です。
そのため、油を必要以上に制限してしまうと、健康維持が難しくなります。
健康のためには油は制限ではなく、摂る油を良質な油にすることが大切です。
油の中には体内で生成することが出来ない脂質があります。
生成出来ない脂質の中でも特に重要な脂質が、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸です。
体内で生成出来ないこの2つの脂質は、食事から摂るしかありません。
なので、食事で摂る良質な油をこの2つが含まれているものにすることで、健康な体を作ることが出来るでしょう。
オメガ3とオメガ6のバランス
健康を意識するならば、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスにも気をつけたほうが良いでしょう。
何も考えずに脂質を摂取してしまうと、理想的な比率やバランスを崩すことになり、それは血管などを害したり、老化を早めたり、他の病気の原因ともなってしまうので、バランスを無視した摂りすぎには注意しましょう。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の理想的なバランスは、1：1～1：4と言われています。
油は開封後は酸化し始め、酸化してしまうと良質な脂質とは言えなくなってしまうので、開封後は早めに使用することをお勧めします。
健康のための油
油にも色々種類がありますが、健康を考えた場合、どんな油を摂るのが良いのでしょうか。
オメガ6脂肪酸は様々な食品に含まれているので、意識して摂る必要もないでしょう。
しかしオメガ3脂肪酸に関しては、なかなか含まれている食品が少ないため、意識して摂る必要があります。
オメガ3脂肪酸を摂るのなら、油の場合はアマニ油やエゴマ油、食品ならば天然魚や牧草牛などが良いでしょう。
これらの食材はオメガ6脂肪酸が少なく、反対にオメガ3脂肪酸が多いため、意識してオメガ3脂肪酸を摂るのに適しているでしょう。
健康のためには、摂りにくいオメガ3脂肪酸が豊富に含まれている、油や食品を摂ることが大切です。
健康のためには油は制限ではなく、良質な脂質を摂る必要があります。
その場合はオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスにも気をつけましょう。
良質な脂質で健康な体を作ってきましょう。
